2004年05月のDIARY
『カルト P 』 \?!?/ 2004.05.29
 今日から九州方面は梅雨入りだそうである。そんなことがウソのように、このあたりは晴れ渡っていて気持ちいい。さて、今日のトピックは、最近この日記で「歌入れしている」とたびたびふれていた作品にまつわる話である。
 どんな人にも人生の恩人と思える人がいることと思う。日常的な出会いのなかでは、そんなことを互いに意識することもなくごく普通に会話したりしたことが、振り返ってみるととても感謝できることであったり、またその反対であったりということがしばしばある。ただ、恩人となるとそう多くはいないかもしれない。僕がそう感じている人は二人いる。
 一人は藤尾政重さん(元東京ユニオンというフル・バンドのピアニストでアレンジャー)という方で、19歳の頃に出会った人である。一人多重録音からスタートした僕が、プロを目指すという気持ちはすでに固まっていたものの、歌手を目指すのか作曲や編曲といったサウンドクリエーターの方向を目指すのか、また何から手をつければいいのか迷っていた頃、ピアノを勧めてくれた。それがきっかけで20歳になってようやくピアノを始め、その後それが自分の専門分野的楽器になったのだから、♪人生は〜♪不思議〜♪なものです〜ねぇ♪
 もう一人はピー(1)さんという方で、昔僕が所属していたレコード会社ピー(2)社の元社長さん。サッカーの応援歌としても知られている「ピー(3)」や60年代後半ズーニーブーでヒットした「ピー(4)」等の作曲者でもある。そのピー(1)さんが、ソロアルバムを出されるというので、ベーシストのピー(5)君と一緒にお手伝いをすることになったのである。
 ベーシストのピー(5)君とは、70年代中頃、彼のトロピカルなソロ・アルバム『ピー(6)』というアルバムをきっかけに数多くセッションをし、'77年の僕の2ndアルバム『ピー(7)』にも参加してもらっている。また、彼は同じく前述のピー(2)社で、テクノ・バンド“ピー(8)”を作り、そのリーダーでもあった。
 さっきからピーピーピーピー腹でもくだしたのかぁ〜?なんて突っ込まないでね!
 そんな3人が集まって一曲一緒にやろうということになり、ピー(1)さんの曲「ピー(4)」をやることになったのである。僕がベーシック・トラックを作り、それにピー(5)君がベースとヴォーカルをダビングし、さらに僕がコーラス及びヴォーカルをダビングして、今度はそのデータをロス在住のピー(1)さんに送ってヴォーカルをダビングするという太平洋を股にかけたレコーディング。そして、最終段階のMIXを僕のスタジオで仕上げるというわけである。いま、富士山でいうなら八合目あたりをウロウロしているって〜ところかな?!?
 え〜さて、ココで問題です。ピー(1)〜ピー(8)を適切なことばで埋めよ!このカルトPはチトむずかしいぞヨ!でもないか?
 なに!答えが分かったとな!ホントに〜?
【ホントに♪ホントに♪ホントに♪ホントに♪ライオンだ〜♪】とここで意味なくサファリ・パークのテーマが脳裏をかすめる。ふxんむ〜、イカン、イカン!毒されている!こまったものだ!
【む・む・む〜!\@↓@/!おぬし、なかなかやるな〜!〜
ふぁ・ファ・ふぁ〜胃鳴る・アンサー?!?】
《ファイナル・アンサー!》・・・・・・#”!”#・・・・・・!

【ふxんむ〜!じゃ〜Contact USにでも〔おもいっきり!〕メールちょうだいよ!】
全問正解者にはスタッフが何かご褒美考えてくれるかもよ?!?
エ〜、ところで最後にもう一つ問題があります。文章中に出てくる僕とはいったい誰でしょう? 【カルト〜ー〜P?!?】 
これが一番むずかしかったりして。(笑い)

【・・・・・・・ファイナル・アンサー?#”!”#・・・・】


 ♪ 佐藤 博 ♪
『裸の王様』 2004.05.23
 いつもBBSやContact USへのあたたかい応援メッセージどうもありがとう!これからもよろしく!
 さて、昨日5月22日は日朝首脳会談が1年8ヶ月ぶりに行われた日。多くの日本人が大きな期待を胸に拉致された家族が再び一緒に暮らせることを願い、緊張のなか結果を待ち望んだ日であった。
 しかしながら期待が大きすぎたぶん結果としては拉致された家族の人たちは勿論のこと、多くの人たちが失望したことだろうと思う。それでも膠着状態が続いていたなかで少なくとも5人の家族が帰国できたことは、一歩前進とはいえないまでも半歩くらいは前進したのかもしれない。
 今回の会談は小泉総理を筆頭に直接関わる人たちにとって、前回とは比較にならないほど難しい交渉だったのではないだろうか。それはすでに多くの国民が共有できる大きな期待が存在していたこと。そして日本側が何を要求し望んでいるのか、また相手に対してどういう譲歩が可能かまですべてのことが筒抜け状態。一方相手国はいまだに昔ながらの前時代的な独裁国。日本側が知っている情報が本当なのか嘘なのかさっぱり分からないような状況のなかでの交渉だったからである。
 皮肉な見方をすればひょっとしたら首脳会談の当事者はその状況と立場は違っていてもすでに裸の王様同士だったのではないだろうか。一人は権力にしがみつくその亡者として。もう一人は人気取り政策に振り回されるその亡者として。お互いがそれぞれの側近から都合の良いことだけしか耳に入らないような状況のなかでの交渉だったのではないだろうかとさえ思える。そして会談が終わってからそれぞれの首脳は側近に向かって『話が違うじゃねえか!オレはそんなこと聞いてねえよ!』の連発だったのではと想像してしまう。
 でもそれを遠巻きに見ている我々も実は裸の王様なのかもしれない。なぜなら50年以上前に日本が犯した国家犯罪もよほど個々人が知る努力をしない限り分からないことが多く、報道等を通しても知らされる機会が極度に少ないからである。お互いに程度の差こそあれ一方的に相手を攻撃する情報しか与えられていない点において僕たちも裸の王様なのだろう。
 そんな思いが駆けめぐる一日だった。
 ♪ 佐藤 博 ♪
『メジャーリーグ !』 2004.05.16
 僕は野茂投手がドジャース入りして以来のメジャリーグ大好き人間である。もちろんそれ以前から関心はあったが、直接ふれることが出来るのはせいぜい年に一回の日米野球くらいだった。
 それが今やイチロー、松井秀樹、松井稼頭央選手や長谷川、石井投手などに加え、ランディ・ジョンソンやA・ロッド、バリー・ボンズといった選手をほぼリアルタイムで連日見れるのだからたまらない。
 しかしながら、ライブ中継も時にはほどほどにしてほしいと思うことがある。今日のようにヤンキースとマリナーズの試合を真夜中の2:00あたりから中継するのははなはだ迷惑である。なぜなら一番音楽に集中できる時間帯が、ジャマされてしまうからだ。
 僕のスタジオはいわゆるヴォーカル・ブースというものがない。一応防音はしてあるのだが、大きなレコーディング・スタジオほど完璧なものではなく、夜中にでかい音を出しても近所迷惑にならない程度の防音。だから、昼間は車の低いエンジン音や庭でチビ達が「家のなかに入りたいよう!」と叫ぶ声などは、若干聞こえるのである。それに昼間は電話も鳴り、時にはアポなしで勧誘や押し売りまがいの来客もあり仕事に集中しにくい。故にどうしても生活のサイクルは、夜型もしくは超朝方になってしまう。
 そんな僕の苦労(?)なんかお構いなしにヤンキースとマリナーズのLIVE中継が始まってしまった。当然メジャーリーグ・ファンとしての使命感に燃える僕は、歌入れをしなければいけない気持ちをググッと押さえて見てしまうのである。【オイオイ、押さえるところが違うだろ!】
 そして回が進み試合も佳境に入ってくると、こっちもますます熱くなり、松井が打席にはいる時など「松井、がんばれー! おまえにはオレがついてるゾ〜!」と、その辺の酔っぱらいのオッさんと変わらないようなかけ声をかける。この日は「ココで打て〜!オトコだろ〜!」と叫ぶとほんとうに超特大のホームランを打ってしまったからさあ大変!
 さらにその裏では、今度はイチローが出塁。「イチロー、行け〜!」と応援すると、なんと気持ちが通じたのかほんとうに盗塁してしまった! 両方を応援しなければならないメジャーリーグ・ファンはこれだから大変なのだ。あまりにも公平に応援しすぎたためか、試合はとうとう延長戦に入ってしまった。
 ヤンキースはいつものようにクローザー(リベラ)の登場である。これで断然ヤンキース有利! な〜んて見ていると、これがまたお互いなかなか点が入らず膠着状態が続く。チェンジごとに心の奥底からかすかに聞こえる【歌入れは〜?!?どないなってるのん?】の声を使命感にかこつけてそこはオトコだ!さらにグ・愚・グっ!とこらえつつテレビに見入る。こうなると心配になってくるのは、いつもより余計に投げるリベラの肩である。「リベラ、おまえ肩は大丈夫かぁ?」などとまるで監督気取りの僕は声をかける。【そんな心配より、おまえの仕事の心配しろ〜!】との天からの鋭いツッコミをものともせず、さらに見続けるのであった。男はつらいよ!

  ♪ 佐藤 博 ♪
 
 
『連休!』 2004.05.07
 Have a nice Holiday!と、日記にカキコしようかなと思っていたら、アッ!という間に過ぎ去ってしまった連休。
 連休といえば僕が中学生の頃こんな歌がはやっていた。それはテレビで放映していた西部劇「ローハイド」の主題歌。【Rollin', rollin',rollin'】という歌い出しで始まるやつである。知ってるかなぁ〜、知んねえだろうなぁ〜!?!
どういうわけか連休というと、この歌が口をついて出てくるのである。
 いつの間にか僕はそのメロディに乗って歌い出す。
 『連休!連休!連休!
 イチゴにつけるとうまいぞ連休
 そりゃ練乳〜#♪\〜―〜/♪』テカ! と。
 そんなわけのわからないおっさんギャグをとばしながら、この連休中、歌入れ作業にとりかかっていた。
 そういえば観光シーズンになると毎年のようにテレビのニュースで話題になるのが、日光の野生猿による被害のこと。人間がどんどん猿の生活圏を脅かし、相変わらず繰り返される観光客による餌づけ。その事にうんざりしながらも地元の人たちは猿たちによる被害と必死に闘っている。それらにかかる費用は大変なものだという。
 僕は思う。その莫大な費用と労力を駆除するために使うのではなく、野生猿の教育費として使ってはどうだろうか。日光の猿軍団よろしく芸を教え、その芸で観光客からラ〜ギャをもらい、それを元手にみやげ物やさんに行って代金を支払ったら食べ物をもらえるところまでを教え込むのである。そして、稼ぎの良い猿には税金を払っていただく。ついでに国民年金にも加入してもらうというのはどうだろうか?!?
 でも、きっと猿たちは嘆くだろうな。『それだったらオレ達、国会議員になりてぇよう!だって、国民年金を踏み倒しても税金ごまかしても、適当に言い訳すればそれで済むし楽なんだも〜ん!』てね。
 そんな無責任な空想をしつつ、歌入れに励む今日この頃である。
Have a nice weekend !

    ♪ 佐藤 博 ♪
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